海岸などで水が澄んでいると大変気分がいいものです。こころ豊かな気分になってきます。それに対して池の水が淀んでいたりするとなんとなく暗い気分になってしまいます。同じ水でも二つでは様子が全く異なります。

工場などからの廃液などがない場合について考えてみると、多くの場合には水が流れているようなところでは水は澄んでいますし、水が溜まっているような状況の場合には水が淀んだような状況になっています。二つの場合の違いというのは、どのようにしておきているのでしょうか。工場などからの廃液がない場合について考えてみましょう。公園などの大きな池で水が溜まっている状況を考えてみましょう。

きちんとした手入れがなされていないような状況では池の水は濁っています。これは何かの微粒子が池の中にあることを意味しています。実はこの微粒子は、池の中にある有機物が不完全に分解されある程度の大きさのままで残っているもので、分解が完全に進めば粒は小さくなって透明になります。つまり池の水を透明で綺麗なような状況にするためには、有機物の分解が完全に進めればいいということになるわけです。

この様な場合に使われるのが散気管と呼ばれるものです。散気管はパイプ状の物の側面に小さな穴やスリットが沢山あけられたものであり、パイプに空気などを通すことによって側面から空気の泡を出し、その周りの水の酸素濃度を上げる役割をします。そのことによって、水の中の好気性細菌が活発に活動し、有機物を完全に分解することになるわけです。散気管のおかげで、水の環境が保たれるということになります。

私達が通常飲食に使っている水道水なども、散気管を使って水の浄化を行う処理が行われています。