日本は列島一帯で温泉が湧き出る国で、世界でも類を見ない特徴を持っています。地震が多いところでもありますが、その恩恵として身体を癒せる温泉の恵みを受けられるということでしょう。各地には源泉がたくさんあり、近くにある温泉街では源泉かけ流しという贅沢なサービスも実施なされています。この源泉かけ流しを可能にしているのが、スクラバーという装置です。

本来は地下40メートル以上もしたにある地下水が地表へと上がって来ることはありません。このため、地下から地表へと水を汲み上げないといけないわけですが、その作業を担っているのがスクラバーというわけです。温泉街に行かれたことがある方なら、一度は源泉地という場所を目にされていることでしょう。大きなポンプがあり、そこから各宿泊施設へと配水をおこなっています。

スクラバーはステンレス製で、直径が約20センチメートルのパイプになっています。表面は硫黄やナトリウムによって錆びないように加工をなされており、1度埋め込めば約50年は継続使用をすることが可能です。スクラバーには地下水を汲み上げるだけでなく、地熱を逃がすという機能も備わっています。これを利用して昨今では地熱発電を実施するところも多く、群馬県にある草津温泉では地域内の電力を地熱発電で約70パーセントもまかなっているほどです。

スクラバーは温泉地には欠かせない装置で、今後も各地の源泉で活躍して目に出来るものです。